外国映画でドレスを着て
〈羽のついた扇〉を優雅にあおいでいる女優さんを見かけますが、
その〈扇〉の発祥は日本です。
平安時代に京都でうまれた〈扇〉はスペインやポルトガルまで渡っていきました。
能や狂言、お茶席や、結婚式、など、 日本人にとって〈扇〉は
必需品です。
能や狂言、日本舞踊の〈扇〉は体の一部、物事の一部として使われ、
お茶席では膝前に〈扇〉を置いてお辞儀をしたり、結婚式では新郎さま
は〈白扇〉、新婦さまは〈房のついた扇〉をお持ちになります。
〈扇〉は 相手に対して敬意を表す重要なアイテムです。
また均整のとれた雅やかなスタイルの〈扇〉は着物や帯の図案に
されたり、屏風や襖絵にも描かれています。
平安の世から1200年たった 現代でも日本人に浸透している〈扇〉。
今年の夏も〈夏扇子〉をあおぎながら、いにしえの優雅な気分を
味わってみてはいかがでしょうか。
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アトリエフローラ
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